相変わらず読ませる。
構成力と緻密な文章はさすが。
だが、面白さでいうと『白夜行』や『幻夜』には遠く及ばない。
『手紙』と同じようなテーマだが物語にリアリティーが
欠けており入り込めなかった。
「大人」が10代の若者を「理解できない」対象として
捉えるのはいつの時代もいっしょだが、本書の加害者の
若者がどの程度「いまの若者」を正確に反映しているのか。
また、「大人」の側の心理は詳細に描写されているのに比べ
加害者の若者の心理描写がほとんどないのは意図的なのか?
本書を読むとたいていの人が「少年法」について懐疑的に
なるものと思う。
「少年法」が現実に即しているかどうかは別にして
「遺族の悲しみ」と「少年法」を同列に比べるのは
違うと思う。
蛇足ながら『ショーシャンクの空に』でのレッドの言葉から
「…あんたたちは、本当は何が知りたいんだ?
俺が罪を犯して後悔しているかって?…後悔しない日など一日もない。
あの当時の俺は、人の命を奪ったバカな若造だった。そいつと話がしたい。
そいつに分別を言って聞かせたい。ものの道理を説いてやりたい。
だが、出来ない。…」
こちらの言葉のほうがはるかに真実味がある。
『白夜行』に似ている話だなぁと思って、読み終わってから
レビューを読んで続編と知りました。
相変わらず面白いし、読ませる。
ただ、『白夜行』の後に読むと話しが似ていて、
少し興がそがれる。
そして、主人公の女性は結局なにを手に入れたかったのか?
富や名声だったのか。
睡眠を削って読むほど面白いのだけど。
東野さんの作品はどれも皮相。
タイプ的には宮部みゆきさんとよく似ている。
後世に残るような類のものではないと思う。
ちなみに東野さんの作品に強姦やクロロフォルムが頻出
するのは著者の嗜好でしょうか。。
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私は亡くなってから好きになる歌手が割といる。
いま、はまっているのが
高田渡 さん。。
どの歌もいいのだけど、時期的には
値上げがピッタリ。
偉大な歌手のうたはみんなそうだけど
いつ聞いてもちっとも古さを感じさせない。
『値上げ』の歌詞を『増税(消費税)』に置き換えると
今にピッタリ。
高田渡『値上げ』~(歌詞を置き換えています。。)
増税は ぜんぜん考えぬ
年内増税は考えぬ
当分増税はありえない
極力 増税はおさえたい
今のところ 増税はみおくりたい
すぐに 増税を認めない
増税があるとしても今ではない
なるべく増税はさけたい
増税せざるを得ないという声もあるが
増税するかどうかは検討中である
増税もさけられないかもしれないが
まだまだ時期が早すぎる
増税の時期は考えたい
増税を認めたわけではない
すぐに増税はしたくない
増税には消極的であるが年内
増税もやむを得ぬ
近く 増税もやむを得ぬ
増税もやむを得ぬ
増税にふみきろう
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先日、上野に花見に行ってきました。
その週の週末の人出は50万人だったとか。
確かにすごい込み方でした。
でも、上野公園の桜をはじめて見に行って
それだけの価値はあるのかなと思いました。
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困ってる人の著者の大野更紗さんの言葉から
…”援助”とか”助ける”とか冠をかぶって
ミャンマーに行っていたのですが、今思い返すと、
難民の人たちに助けられ、学ぶことばかりでした。
原発でも、被災でも、介護でも、いかなる問題を考える
ときでも、普遍的な根幹は同じところにあります。
世の中にはいろんな「くじ」があって、自分がどんな「くじ」
をひき、いつ「難」のつく当事者になるかわかりません。
当事者になってみたら、今までは逃げられるところにいたのが
はっきりわかったんだです。
難民にしても、被災地支援にしても、基本的には他人事ですよね。
迷惑かもしれないし、何もできない自分に傷つくかもしれません。
それでもなお、人は他人に関わろうとする。
そこに「よくわからない何か」があるわけです。
支援することは単純ではありませんが、そういう人びとの
気持ちの中にこそ、希望はあるような気がします。…
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800ページを超える長編でしたが、
さくさく読めました。
とにかく面白くてはまってしまいました。
たくさんの登場人物が時系列に沿って
複雑に交わる様子が緻密に描かれています。
個人的にはパソコンの初期から徐々に
進化していく過程が面白かったです。
同じように70年代からバブルがはじけるまでの
時代背景も懐かしく読みました。
壮大なスケールと知的でスマートな文章。
十二分に楽しめました。
お奨めです。。
ちなみにこの本、映画化とドラマ化もされていたようです。
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昨今のマスコミによる「公務員たたき」は、政権の
世論操作ではないかと疑ってしまう。
淑徳大学准教授で社会保障審議会介護保険
部門委員の結城康博さんは「公務員の役割」
について以下のように語っている。
「公務員たたき」があおられているが、家族や地域の
機能が減退するなか、今後、認知症の高齢者や
虐待を受けた児童など社会的弱者が増えることが
予想される。
そういう人たちを支えるのは、民間福祉従事者とともに
公務員としての身分である福祉専門職や保健師なども
重要です。
そして、「貧困ビジネス」をはやらせないためにも、
公的機関の役割を重要視していくべきです。
貧困と格差を拡大する新自由主義路線をこのまま
突き進むのか。
今、分岐点にあると思います。
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最近研修などでグループワークが
増えている気がする。
課題を与えられ、それをグループで
決められた時間のなかで話し合い
結論を出し発表する。
グループワークはそれぞれが発言する機会が増え、
グループ内の役割分担が決まったりする。
そして課題をこなすためにみんなで協力する。
講師の話を聞くのも大事だが、それぞれが考え
発言し、意見を交流するというのは研修の方法として
有効なのだと思う。
そして、グループワークは時間が経つのが早く楽しい。。
私の務めるデイケアでも最近グループに分かれて課題を
話し合ってもらい発表するという形式のレクをやったのだが
みな、いつもよりとても楽しそうだった。
失語症があり、他人の話は理解できるが自分の言いたいことが
うまく言葉にできないIさんは、このレクで自然にグループのまとめ役を
つとめ、いつもより主体的にレクに参加しとても楽しそうだった。
利用者の主体性をうまく引き出すというのはレクで大事なことなのだな
と思いました。
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「入浴拒否」とか「~拒否」と、何でも拒否と
くくってしまうのは実はよくないのかもしれない。
拒否というと利用者が一方的に悪いような
イメージを与える。
「お風呂嫌い」とするとましかもしれない。
利用者のOさんは私が見てきたなかでは筋金入りの
「お風呂嫌い」。。
いかつい体格とこわもての顔。大阪弁。
自宅でも「人殺し~」「やめてくれ~」と叫び、家族もお風呂に
入れるのに疲れ果てているらしい。
叫ぶ言葉が言葉なだけに近所の人に通報されて警察が
来たこともあったらしい。
デイケアでも入浴の際に「苦しい~」「止めてくれ~」と
叫ぶため、ステーションにいた看護師長やワーカーが
廊下に出てきたこともあった。
まわりの利用者への配慮から、送迎を工夫してOさんを
いちばん浴にして対応している。
最近、お風呂に入る回数は以前より増えたが相変わらず文句は
言っている。入浴となるととたんに機嫌が悪くなるが、
入浴後しばらくすると機嫌はなおっている。
本人によると入浴時の湯気などで「苦しく」なるらしい。
1度、窓を開けたこともあったが効果はなかった・・・。
認知症もある方でなかなかうまい方法が見つからず
難しいです。。。
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介護保険料が値上がりするらしい。
実際に年金から天引きになるのは
夏ごろからだけど、4月分から値上げになる。
40歳以上の人の保険料も上がるけど、
65歳以上の人について厚生労働省は全国平均で
「月額5,000円程度」になると試算している。
沖縄県では4割の自治体が6,000円を超す見込み
だと言われている。
いま、給付費の20%を65歳以上の高齢者が負担しているが、
介護サービスを利用する人が増えるほど保険料が重くなる仕掛けで、
団塊の世代が介護保険を利用する15年後には、平均月1万円の
保険料にもなりかねない。
おまけに保険料を滞納すると介護サービスが受けられない。
健康保険と同様に保険料が払えずに必要な介護を受けられない
人が、今後増えるであろうことは容易に想像できる。
2012年の介護改定を見ると、おおむねサービスが削られている。
保険料はスライド式に上がるのにサービスは減っている。
おまけに年金から天引きされる。
医療費の還付金を受けるときなどは複雑な手続きとしばらく
待たないと受け取れないのに、取立てはとても迅速だ。
コイズミの痛みを伴う「聖域なき構造改革」が強行されてから
10年弱。
「痛み」ばかりでちっとも「希望」が見えない。
そして「痛み」は増すばかりである。
介護保険料に関していえば、国庫負担を増やすべきである。。
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私は最近ワゴンRでの送迎が増えた。
軽なのだけど、車椅子が一台と歩ける人は
3人乗せられる。
軽なので大きい送迎車に比べて小回りが利く。
先日の送迎でのこと。
Hさんの家にあと10分で到着するとの電話をしたら
「いつも9時25分に来てるんだけど。」と言われ困った。
送迎表を見ると、いつも9時前後。
言ってることと違うやん・・・と思いつつもとりあえずここは
「我慢の子」と思ってぐるぐる回ることになるけど、先に
TさんとOさんをひろってHさんの家へ。
そしたら、ちょうど9時25分。。
出て来た、大学教授のHさんの旦那はこちらには
愛想がいいがHさんと言い争っている。
どうやらHさんの準備が時間通りに進まなかった様子。
しかしこちらが文句を言わずに相手の指定時間に到着し、
Hさんと仲のよいTさんを連れていたので情緒不安定な
Hさんも落ち着いてくれた。
怪我の功名だがこれからはこの順で迎えに行こうと思った。
Hさんはかなり認知が入っているのだがTさんのような
面倒見のいい人がいるとほんとに助かります。。。
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脚本家の倉本聡さんは、
「グローバル資本主義経済が王様になり、
景気に振りまわされて暮らしているうちは、
原発はなくならない。
ぼくは『さようなら原発』という時に、
自分の生活縮小への覚悟を込めて言いたい」
と述べている。
倉本さんによると世界のエネルギー消費は1980年に
地球の再生能力を超え、いまや地球が1.5個必要に
なっているらしい。
日の出とともに働き、太陽の沈む頃に夕食を食べ眠る。
縄文と言わずとも昭和以前の暮らしを見直す・・・という
のは必要なことなのだろう。
さらに『
核家族から大家族への転換』が
エネルギー問題や介護の問題を解決するひとつの
キーワードではないかと個人的には考えている。
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本岡類さんの
『介護現場は、なぜ辛いのか』
-特養老人ホームの終わらない日常-
を読みました。
本書は、特別養護老人ホームに非常勤職員として週2日
で5ヶ月弱勤務した著者が介護現場での労働体験を
つづったルポルタージュです。
週2日で5ヶ月だと単純に計算しても約40日。
短期間のわりには特別養護老人ホームでの労働の様子が
リアルに描写されていて面白かったです。
おそらく実体験での不足は介護系の本を参考に補完されているようで
誰が読んでも老人保健施設での介護現場の大まかな様子を
把握できると思います。
レビューも思ったより好意的な意見が多かったです。
ただ長く働くことで、あるいは夜勤を経験したりして感じたり
わかったりすることもあるのかなとは思います。
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デイ・ケアは日帰りのサービスなので車での
送迎があります。
計算してみると、この送迎時間というのが行きと帰りで
3時間弱あり、8時間勤務のうちの3時間ということで
けっこうな割合を占めています。
送迎者は、車椅子も搭載できる車で大きいです。
私の施設の周りは幹線道路も多く、渋滞も多いので
細いわき道や抜け道を通ることが多くなります。
送迎者に乗った当初は、「こんな道があるんだぁ・・・。」
と、運転手さんの道の詳しさとデカイ車で細い道をギリギリで
通り抜けていく運転技術にびっくりでした。
うちのデイには3人の運転手さんがいるのですが、職人気質と
「ラッパ」とあだ名されるおしゃべり大好きな人、元清掃業者で
競馬と相撲大好きな人、とそれぞれとても個性的な人たちで
話しを聞いているととても面白いです。。。
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私の勤めているデイ・ケアではコーヒーの注文および
お代わりを制限するか、フリーにするかで3ヶ月ほど
会議で議題になった。
もともとコーヒーは利用者がほしいと言えば食事制限など
がある場合を除けば、自由に出していたのだが利用者のYさんが
コーヒーの注文を多いときで5回とか頼むようになり問題になった。
Yさんの注文に呼応するようにコーヒーを注文する人が
チラホラでてきた。
さんざん議論した挙句、
・午前と午後で一杯ずつまで
・おやつの際にはお代わり自由
という取り決めをした。
しかし、今月の会議でコーヒーの注文は原則フリーになった。
その理由として、
・頼まれて、断りきれない職員がいて取り決めが守れなかった。
・家ではなかなかコーヒーを飲めない利用者にとってはデイケアで
飲むのが楽しみなのでは
というような理由だった。
フリーになってこの問題がどのような展開を見せるか少し楽しみです。
私自身、この問題はなかなか難しいと思うのだけど、コーヒーを頼む
利用者は限られているので、ある意味「個別ケア」といってよいのかなぁ・・・
と思います。
私が、断るの苦手だしなぁ・・・。
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